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静電型(コンデンサ型)ヘッドホン専用アンプ 37

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  電源トランスをトリオ/ケンウッドのアマチュア無線送信機用のL01-0213-05からタムラ/ノグチの真空管アンプ用のPMC-131へ、ヒータートランスを東栄J-162Wから小川電子のSES-M15341-2に換装する。電源トランスの変更でブリッジ整流から両波整流に換わり、回路も少し変化した。アンプ部はほぼ同一だが、初段の12AU6のサプレッサー・グリッドの接続をアースからカソードに換えた。出力選択のスイッチボックスはそのまま。この回路で問題が無ければひとつの筐体に組み直す予定。  トランスは既に市場に無いものを選んだが、使っていない巻線が多いしかさばっている。Rコアか何かで特注した方が良かったかもしれない。意外とラッシュカレントが多い。330 V巻線は325 V位の方がいいようだし。手持ちのジャンクの活用をしているから仕方がない。ラッシュカレントが大きいためにまれにフューズが切れるので、当初よりフューズのアンペア数を増やしてある。近くのホムセンにはスローブローのガラス管フューズは置いてない。同じく、整流直後のキャパシタも必要以上に耐圧も容量も大きく、結果として図体も大きい。あくまで試験機のつもりだからはんだはチョン付け。新しい筐体に組み込むときはちゃんとしなきゃ(いつになるやら)。

SR-X MK3 PROモドキ

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 SR-X MK3ジャンクの筐体に、STAX SR-Γかも知れない怪しいSR-α Pro Excellentジャンクの発音ユニットを仕込んで、怪しげなSR-X MK3 PROモドキに仕立ててみた。イヤーパッドは2mmの牛皮と0.3mmのカンガルー革で薄い発泡フォームを挟んで、周りのカンガルー革に三角形の切れ目を入れて折り曲げてボンドで接着。ちょっと歪だが、頭にセットしたら自分ではどうせ見えないからOK。  ケーブルは金色の線と点線の入った怪しいSR-α Pro Excellentジャンクのものを使う。PC-OCC(高純度無酸素銅)かも知れない、違うかも知れない。元ははんだ付けだったけど、ファストン端子を圧着し、ケースの孔のところでブラブラしていると拙いのでホットメルトでケースに軽く接着しておく。バイアス端子にはいつもの流儀で100 MΩを直列に入れておく。  MK2でないSTAX SRM-1改に繋いで聴いている。音?よう分からんですね。まあ、自己満足ですから。装着感はほぼSR-X MK3ですね。長く装着していると耳殻のあたっている部分がちょっと痛くなる点も似ている。  

BMW R27 (8)

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 エンジンが回ると一旦消えるチャージランプが,回転を上げるとちらちら点く問題.ジェネレータの端子電圧を測ると,回転が上がると電圧が落ちる.コイルの問題か?接点の問題か?ネット上での先輩たちの意見では,コイルよりもまずはローター(回転子)の接点,ステーター(固定端子)の日本のカーボンブラシ,カーボンブラシを押し付けているゼンマイバネをチェックするべしとの由. 取り替える前のカーボンブラシとゼンマイバネ  カーボンブラシとゼンマイバネは消耗品だし高価とは言えないので早速2セット手配したらすぐ送られてきた.ところが今度は弄る時間が取れず,しばらく放置することに.  さて,取り外してみるとカーボンブラシは新品に近いので迷ったが折角新品を入手していたので2本とも交換した.カーボンブラシを交換するときにはゼンマイバネも交換することが推奨されているので,古いのを外すときにじっくり観察してその通りに新しいのを嵌める.しかし,エンジンを回しても発電しない.なぜだろう?ゼンマイバネがカーボンブラシをちゃんと押していないようだ.ゼンマイバネの取り付けを180°ひねってカーボンブラシをしっかり押すようにすると今度は回転を上げると7 V以上の電圧が出た.前にここを弄った人がゼンマイバネを取り付けるときにひねり忘れていた可能性が高い.まあ,単にゼンマイバネがヘタって圧が加わらなくなっていたのかも知れないが. 新しいカーボンブラシとゼンマイバネを装着  これでジェネレータの発電はOK.回転をちょっと上げるとチャージランプが消える.ちらちら点滅もしない。カーボンブラシでなくゼンマイバネを替えるだけで解決していたかも知れない.   ついウィンカーを戻し忘れてしまうのを少しでも解消するために,下記の回路を組んでヘッドライト・ナセルに入れてウィンカーの点滅に合わせてブザーが鳴るようにした.  チャンと鳴るんだが,ちょっと音が小さいかも.ヘルメットかぶった状態で聴こえるか後で試してみよう.音はちょっと安っぽいかな?実は軽トラがバックするときの音に似てる.  折角付けた ウィンカーを戻し忘れブザーだが ヘルメット被って走行していると危惧した通り聴こえ難い.このブザーが85dB ってどうやって測ったんだ?よほど騒音計のマイクを近づけないと無理だろう.しかも,そのブザーをヘッドライト・ナセルの中に入れているから...

BMW R27 (6)

 ハンドルのバーエンドのウインカーは前からも後ろからも見えるHELLA製で当時としては先進的だったのかも知れないが、今となっては後続車両からの視認性を考えて車体後部にも装着すべきだろう。ホンダのモンキー用のを2ヶ入手して、白熱電球をLEDに交換し、ラッゲージキャリアのボルトを利用して取り付けた。ヘッドライトナセルの中でウインカースイッチからの線を分岐してフレームに沿わせて接続。ウインカースイッチを入れると前後同時に点滅する。  タンクを固定。タンク前部の固定方法がパーツリストとちょっと違う気がするが…  エンジンオイルは真っ黒だったので交換。モチュールの20W-50を1.25 L入れる。白濁していた変速機のオイルには同じ20W-50を0.65 L入れた(マニュアルには変速機のオイルはギヤオイルのSAE 90という記述(P.10 & 11)とエンジンオイルと同じ(P. 40)という異なる記述があるのだが...)。キックが軽くなったように感じるのはプラシーボ効果?ドライブシャフトと後輪を繋ぐベベルギアにはギヤオイルのSAE 90を0.125 L入れるのだが、こちらはまだ入手していないので後回し。シングルグレードのギヤオイルは少量ではあまり売ってない。GL5の80W-90で良いのかな?クリメカさんに聞いたところ、「当初はエンジンもギアボックスもファイナル・ドライブもモーターオイルです。」とのこと。シングルは「モーターオイルのまま1967年に販売終了している」のではないかということで、手に入れた英文マニュアルとはちょっと違うが、あまり気にせず20W-50を0.125 L入れれば良いみたいだ。  とりあえずキックを繰り返してエンジンをかける。冷えるとかかりが今一。ホンのちょっとだけ走らせる。久し振りのバイクはちょっと怖い。走り出しはピョコンと後輪が跳ねる。これがトルクリアクションか。1速はえらくギヤ比が高くてすぐ2速へ。ちょっとワイドギアすぎるなあ。ハンドルが重いのは空気圧の問題か。倒れ込むようでちょっと怖い。これは感覚が戻るまで時間が掛かりそうだ。筋トレも必要だな。前後ともショックアブソーバーが抜けている感じだがこんなものなのか?とくにフロントのショックの上下の取り付け部分はボルト、ワッシャー、ブッシュ、ナットの傷んだところだけを取り換えるか、それとも全て取り換えた...

BMW R27 (7)

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  オイルが漏れるフロントのショッアブソーバーを分解し,ダンパーの交換を試みる.まずはおニューのダンパーを入手.  ショックのスプリングを縮める治具を作成する.上の穴は直径57 mm.下は現物合わせで長方形の穴を開けた.板はホムセンで売っている端切れ,ボルトはM8で1 mの寸切ボルトを半分に切った.写真にはないがボルトは下部で供回りするので板をナットで挟むように固定した。  9 mmのレンチでダンパーの軸を固定して上部の固定部(テレスコアイ)を捩じって外す.アッパーカバーを除くとスプリングが取り外せる.ロアーカバーは木のハンマーで叩いて外す.下部の固定部(テレスコアイ)は一本は手で捩じって簡単に外せたが,もう一本は固着していたのでパイプレンチを使って二人掛かりでやっと回すことができた.軽く清掃して新しいダンパーを使って組みなおした.  新しいダンパーのショックユニットを装着してこわごわ乗ってみたが,問題は無い.古いダンパーはスカスカだったのでで替えて正解だった.ただ,フレームにはちょっと違和感がある.たぶんこけてフレームにひずみが出ているのではないかな?  それから,エンジンのかかりは以前より良くなった.が,問題はエンジンが回ると一旦消えるチャージランプが,回転を上げるとちらちら点く.ランプナセル内のメインスイッチの接触不良か,レギュレータ部の接触不良か,あるいはジェネレータのトラブルか?  また,ホーン(ブザー)がちゃんと鳴らない。バッテリーの放電を疑ったが問題なかった.  しばらく二輪に乗っていなかったので,ついウィンカーを戻し忘れてしまう.どっかにインディケータを設置するかな?

STAX SRM-1 (3)

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 SRM-1の初段増幅部には立派な定電圧回路が入っているが,次段増幅部と最終出力段のエミッタフォロワの電源は整流したままである.事実上問題が無いのであろうが気になるのでMOSFETのリプルフィルタを挿入した.  ぺるけさん以来多くの人が使っているような回路である.2SK3566はおんにょさんのBLOGで「VDSSは900Vもあり...リプルフィルタ用途として2SK3067の代替になりそう」と紹介されていたので使ってみた.  この回路だと10 V程電圧が下がるので最大出力はその分減じるが大きな問題ではない.定電圧回路にしなかったのは商用電源の電圧変動に応じて電圧の変化が大きく,それを考えると出力電圧を低く設定せねばならず,そうするとMOSFETで消費される電力が大きくなるので現実的でない.リプルフィルタなら常に10 V程度の損失で済み,MOSFETの消費する電力も小さく,ヒートシンクも不要だ.通常の真空管アンプより電圧が高いので,電解キャパシタを二段重ねにせねばならず,並列に抵抗を入れて,掛かる電圧を揃えた.フィルム・キャパシタの方は1個でも630 V耐圧のものをシリーズに繋いだので特に抵抗は入れていない.FETのドレインに入れたキャパシタは2 kV耐圧のセラミックである.  リプルフィルタがあろうがなかろうが音は特に変わらないようだ.ということは元の設計が必要にして十分だったということでしょうね.今回の変更は私の自己満足ということで.  出力端に入れている2 Ωと0.4 µFはゲートに入れた発信予防の2.2 kΩの所為で20 kHz以上でインピーダンスが上昇するのを防ぐためのもので,抵抗は高い周波数で下がり過ぎないようにと入れたが,キャパシタは多分2 µF程度が望ましいだろう.手持ちの関係で0,4 µFとなっている.   スイッチオフ時にドレインとゲートの電圧が逆転しないようにドレイン側にダイオードを入れている.22 kΩにパラに入れてもいいだろうが,ゲート側のキャパシタの容量を大きくする場合は今の位置の方が良いだろう.要はドレインとゲートの電圧が逆転しなければいい.

STAX SRM-1 (2)

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初段用定電圧電源の電源トランス直後のフューズ(0.1 A)が1本飛んだ原因について考える。下図はSRM-1のリーフレットに記載の図である。 図のトランスの二次巻線の上側が高圧、下側が低圧( 初段用 )である。どちらもセンタータップが付いている。高圧部の平滑キャパシタの容量を47 µFから100 µFに上げたことによって充電の度に流れる電流のピークは高くなった筈。スイッチ・オン時には突入電流が流れやすいが、波形のどの部分でオンになるかで突入電流は変化する。たまたま大きな突入電流が流れたタイミングで、二次側の電流も大きくなって、ヒューズが切れたのかも知れない。 大体、二次側にヒューズ(0.1 A)が入れられている理由がよく分からないのだが?大きな電流を流したくない理由はカットレス・コアのトランスではないだろうか?この手のコアだと突入電流は大きいし、ダイオードを通して平滑キャパシタを充電するパルス的な電流のピークも高くなる。初段の電源は電流も少ないのでトランスの巻線も細く、ちょっとした過電流でトランスが断線することを懸念してのヒューズかも知れない。 ダイオードがオフになった瞬間、電源トランス二次側の漏洩インダ クタンスによるキックバックで高圧が発生する。スナバでもいいが、SRM-1の場合に二次側にキャパシタが入っているのはこの共振をダンプしてダイオード由来の雑音ノイズの低減を狙ったのだろう。 高圧部の平滑キャパシタの容量を47 µFから100 µFに上げたことで低圧部の電流も影響を受けて?不安定になった可能性もある。 高圧部のダイオードにもキャパシタがパラに入っているのは、同様に ダイオード由来の雑音ノイズの低減を考えているのだろう。 逆回復時間(trr)の短いものに交換するのも悪くないだろう。このキャパシタ、ダイオードに掛かる逆電圧と同じ鯛圧が必要の筈? 高圧部の平滑キャパシタは 100 µFに上げてしまって今更戻したくもないので、ピーク電流を抑えるために高圧部のトランスの二次側に抵抗(あるいは)を入れるのが良いかも知れない。10~20 Ω程度なら出力電圧もほとんど変わらないだろう。基板にはあまり余裕が無いが抵抗の足を伸ばして基板から少し浮かせて取り付ければいいだろう。どれくらい発熱するかは予測できないが。結局基板の銅箔切ったり穴を開けたく無いので、短くしたラグ板にL字...

STAX SRM-1

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 STAX SRM-1を入手。MK2とかProとかPPとか付かない「素のSRM-1」で1979年に発表されている。真空管で言えばロフチン・ホワイトの初段を差動にしてプッシュプルにして最後にカソードフォロワを付けたような回路を半導体に置き換えたようなものだが、シンプルな構成で前から気になっていた機種だ。当然、直結のために電圧が積み上がっていくので最後はキャパシタで切って出力となる。電源トランスにカットレスコアを奢り、初段の電源には定電圧回路が入っている。 3年後に発表されたMK2になると筐体はほとんど同一だが、フォールデッド・カスコードでレベルシフトを行い、出力部のキャパシタを省いてDCアンプになった。回路は複雑になってマニア受けしそうな構成である。一方、トランスは製造し易そうな普通のコアのものになっている。 個人的には以前からシンプルな素のSRM-1が気になっていた。 切られていた電源コードを繋いで、後部から前面のスイッチ迄の配線を念のため2芯シールドに替えておく。シールド線と言っても1芯あたりAWG22で300 V RMS 2.9 A迄流せるものである。まずは高圧電源の電解キャパシタだけ念のため換装。元々付いていたのは47 µF 350Vだったが、商用電源の変動を考えて450 V耐圧にアップグレード。突入電流とか考えても大丈夫だろうと容量も100 µFに上げた。ただカットレスコアのトランスなのでもし突入電流が問題になるようなら抵抗かパワーサーミスターを入れるしかないが多分これ位は大丈夫の筈。チューブラータイプの電解キャパシタの選択肢が少なくなっている。F&Tという会社の製品を初めて使う。ドイツの会社らしいが、実際の製造国はどこだろう? 各部の電圧は多分正常。きれいに揃っているのは直流帰還のおかげかな?とりあえずの音出しも問題なし。用意していたTrは不要に。高圧電源を分圧してプロバイアスを用意するかな?などと考えていたら、あっ、LEDが点いてない! 外して調べてみるとLED単体は生きている。あれっ、初段の電源のヒューズが飛んでた。いじくっているときに過電流か? 0.1 Aのヒューズは近くのホムセンにはない。遠くまで行かねばならない。 ヒューズを新しくしたら問題なく動作している。LEDもちゃんと点いた。 初段の定電圧電源の電解キャパシタも換装。近所のホ...

BMW R27 (5)

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 R27にはハンドルのバーエンドに6 V 18 Wの枕型ランプ(festoon light bulb)のウインカーが付いている。車体の前からも後ろからも点滅が見えるタイプだ。18 Wの消費は方向指示を出す時だけとは言うものの、ジェネレータの発電容量が60 Wしかないので負担が大きい。ヘッドライトを点けていてブレーキを踏んでウインカーを点けたらヘッドライトが暗くなりそうだ。ここは電球を消費電力の少ないLEDに交換したいところ。  また、現代だと車体後部にも無いと方向指示の視認性が問題になるかも知れないので、後部に小型のウインカーを増設したい。入手したのはホンダ・モンキー用のもの。6 V 3 Wの白熱電球が付いていたがネットで見つけたLED球に交換してバッテリー直結で点灯してみると結構明るい(左がLED、右が白熱電球)。橙色のプラスチックのレンズを通してダイオードの発光部がはっきり見えるのが気になる人もいるかも知れないが、LEDらしいと言えばその通りだ。 直射日光下においても視認性は高い 。ちょっと黄色みが強いが…    固定は車体に直接ではなく、ラゲッジ・キャリアのM8ボルトの向きを外向きにしてそこにM8-M6の変換ジョイントを介して取り付けたが、それほど違和感は無さそうだ。さて、問題は配線の取り回し。テールランプやストップランプの配線はリア・フェンダーの裏にトンネルが作ってあってそれを通っているが、そのトンネルにさらにワイヤーを2本通すのは難しそうだ。トンネルの横に沿わせてテープで固定するのが現実的か?それとも、フレームに添わせてタイロっクで固定するか?  フロント側のバーエンドのウインカーの電球だけでなくインディケータやテールランプやストップランプもLED化すれば、6 V電装のままでも結構余裕が出ると思う。12 V化は確かに魅力的ではあるが、VAPEのPowerdynamoのキットは点火システムがバッテリー点火からマグネトー点火へという根本的な変更を伴うので、高価でもありちょっと躊躇する。これ以外にはビーマー輸入屋のカタログにはR60/6-100RS用のジェネレータを使うALT-R27というキットが載っているがこれも高価だ。また、12 V化によって限られたエンジン出力を僅かとはいえ今まで以上に発電に取られるというのも気分的には嬉しくない。  欲を言えばヘッドライト...

BMW R27 (4)

 ハーネス、オルタネータ、イグニッションコイルの配線は正しかったのかどうか今一自信がなかったが、後は試してみるしか無い。おっとスピードメーターを外したままだった。スピードメーターをヘッドライトナセル内部の配線をかき分けるようにして装着。ホムセンで入手した農業機械用のパッキンはちょっとごつい。  エアクリーナは前期型でR26と同じ金網にオイルを塗布するウェットタイプ。パーツクリーナーで洗浄するが殆んど汚れてない。前オーナーがこまめにメンテしてたのか、いや、オイルも付いてないことから見てほとんど乗ってなかったのか。後期型は紙製のエアフィルタに改良されたようだが、それだとフィルタを納める別体のハウジングも必要となる。  数回空キックしてからキャブレターの燃料パイプにスポイトでガソリンを入れ、バッテリーをつないでキーを挿し込むと赤と緑のインディケータランプが点灯する。スイッチの配線は間違ってなかったみたいだ。ちょっと光が弱々しい。キックを繰り返す。しっかり圧縮はある。が、かからない。う〜〜む。古いプラグは火花は飛んでたが黒褐色に汚れてた。少なくとも半世紀以上前に中学の技術・家庭で習ったようなキツネ色ではない。   そこでバッテリーを外して星野の充電器(6 V/12 V切換式)に繋いで短時間充電する。ついでに点火プラグも新品(NGK B8HS)に変えた。  キーを挿すと今度はインディケータランプの点灯が力強い。キックを繰り返すと、エンジンが元気にかかった。ちょっとメカノイズが大きい気がするが、力強い。少なくともエンジンは生きてる。イグニッションコイルの配線もOKということだ。  スロットルをひねると回転が上がり、赤のインディケータランプが消える。つまりちょっと回転を上げればバッテリーを充電しており、これならオルタネータやレギュレータも正常に機能していると言える。  バッテリーはオリジナルの6 V 9 Ahに同等のものに変えよう。秋葉原の秋月電子に完全密閉型(Kung Long Battery製)が安価で出てたので注文。この会社、本社は1990年設立で台湾にあるがベトナムにも2か所に工場を持つ。有難いことに安い。Web上で探すとこれをR26に使っている先達がいるので多分無問題。届いたのはベトナム製。  スピードメーターケーブルは数か所曲がり癖がついて被覆も剥がれているの...

BMW R27 (3)

 ヘッドライト・ナセルの中に手を突っ込んでいるが、イグニッション・スイッチの基板(ターミナルプレート)の端子のビスが欠けていたり、直にはんだ付けされていたり、スイッチとしての接触も怪しい。ターミナルプレートは4つの鉄の爪をまげて固定されている。何回も伸ばしたり曲げたりしたら折れるやつだ。子供の頃(1950年代後半~1960年代前半)の玩具と似ている。今ならもっと違う作り方もあると思うが…  とりあえず曲げてある爪を伸ばして(立てて)見るが、手前のふたつはともかく奥のふたつは作業し難い。先曲げペンチの頑丈なヤツかラジオペンチの頑丈なものが必要だ。爪が折れたときのことを考えて修理用プレートなるものも入手してはあるが、これを使うにはまず固定のためのリベットをドリルして古いプレートを外さないといけないし、組付けるときには新しいリベットを打つか、ネジで止めるかしなければならない。多分塗装も修復が必要になる。大事になるので避けたい。  手が入りにくいし、プレートが下になるようにナセルを置きたいので、スピードメーターケーブルを外し、ウインカーのスイッチとヘッドライトのHi-Lo切換のスイッチをハンドルから外す。おかげで、スピードメーターの外し方も分かったし、インジケータランプの外し方も分かった。  何とか爪をまっすぐに立てて、ターミナルプレートを抜いていたら、一気に外れて、部品がいくつか外れてきた。キーが差し込まれる部分とバネと回転子がターミナルプレートにきちんと接触するようにバネが入っていて、爪による抑えが無くなってバネに押されてバラバラに…  とりあえず古いフレートも新しいプレートも規格は同じなので、コードを移植していく。R26+R27の修理マニュアルに結線図が載っているのだが、素人向けなのか整備士向けなのか、との端子とどの端子をむすぶかという配線図ではなく、何本かのコード(ケーブル)を束ねたハーネスの場合も一本の線で表してあるので分かり難い。R50~R69Sのものとも微妙に異なる。  多分これでいいだろう、とプレートを組付けようとするが、バネの反発力で上手くいかない。バネを押し縮めた状態で銅線で固定して組付けて、そのあとで銅線を外したが、一人でやる作業ではないな。  だがしかし。なぜか電気が通らないのだ。ショートかと思ってヒューズを見たが切れていない。なぜ? スイッチを組み...

BMW R27 (2)

新規購入した/5タイプのMAGURAのスロットルユニット(32 72 1232981)のベースだけ使って、スロットルケーブルの蓋はR27のを使おうと思ったら、長さが違った。新しいユニットはケーブルの取出し口ふたつでそのひとつだけしか使わないので、ちょっと間が抜けている。スロットルカムギア+チェーンは新しいものしか装着できない。当初、新しいスロットルユニットにとりあえず古いスロットルツィストチューブギアをつけてみた。 このスロットルユニットの場合、フロントブレーキケーブルのアジャスター(別売)を付ける必要がある。ところがこれを付けると既存のケーブルがそのままでは通らないので、ちょっと工夫が必要だった。アジャスターセットの割りの入った円筒形のフェルトは何処に使うものだろう? このスロットルユニットならHELLAタイプのオタマジャクシ型スイッチが安価なアタッチメント(裏が平板の32 72 1230878)で取り付け可能。 バーエンドウインカーは古いHELLA製純正らしく、19 mmのハンドルバーに押し込むタイプだ。ハンドルの内側に入る筒に4本の割りが入れてあり、ネジを締めるとテーパーの付いた臼状の金属が筒の4分割された裾を押し広げることで固定される。ちょっと前まで一般的だった自転車のスレッドステムの固定方法と似ている。ところが、この筒の4分割された裾のうち2個が割れて無くなっており、しっかり固定できない。金属疲労に弱いアルミでこの構造はちょっと辛い気がする。 ああでもない、こうでもないと考えたが、結局新品のバーエンドウインカーを1個入手することになった。1個で諭吉(これからは栄一)1枚程する。中〇モータースさんに在庫があり、2日で届いた。リプロかと思いきやHELLA製のオリジナルが届いた。ケチケチレストア屋としてはネットオークションで見かけるリプロ品(半額程度)を買って金属の筐体だけ使っても良かったかも知れない。 バーエンドウインカーの固定で試行錯誤しているうちに中の電球(マクラ型6 V 18 W)を割ってしまった(😢)。この辺りを電球のままにしておくか、LEDに換えるか悩む。6 V用のLEDを買った後で12 V化したら無駄になるし、ウジウジ考えてとりあえず白熱電球を購入。12 V化の可否は6 Vでの走行を確認してからにする。高いし。リレーは新しいものに換装されているよ...

BMW R27 (1)

学生時代、アールズフォークのBMWの形が好きだった。それまでモーターサイクル(オートバイ)などに興味が無かったのだが、たまたま手にした雑誌にR69S IIとR50Sが載っていて、そのちょっと無骨な姿が好きだった。日本のモータ―サイクルの絶頂期のちょっと手前で、ホンダCB750などが注目されていた。 ちょっとのんびりしていたら免許制度が変わって400 cc未満しか乗れない免許になった。最初に受けたときに取っていたら制限がなかったはずなのだが、他にもやりたいことがあって、優先順位や時間配分を間違ったせいである。 限定解除など面倒くさく、スズキのGSX400E(二気筒、初期型)を買って乗り回していたが、乗り方が悪かったのかクラッチを傷めて廃車した、そのあとは友人のカワサキKL250やヤマハXT250Tなどを経て、小さなカウルの付いたGSX400E(後期型)にまた乗り、ホンダのフュージョン250を最後に卒業した。 70を過ぎて最後にモーターサイクルに乗りたいなあと思ってヤフオク!を見たら古いBMWの高価なこと!250はどうかなと探したが、高いなあ… そんな中、明らかにジャンクっぽいR27が相場の半分くらいの値段で出てたので、清水の舞台5つ分くらいのバンジージャンプでポチってしまった。 書類はちゃんとしているし、エンジンはかかるが、クラシックBMWの目印ともいえる子持ちのラインがない。キャブレターはBingではなくミクニに換えられているが、これはBMWの修理やレストアで有名なクリメカのキットらしくむしろ有難い。 ひび割れが入った鞍型サドルは、デンフェルト製とかパグサ製とか複数タイプある筈だが、擦り切れていてマークがよく読めないがおそらくデンフェルト製のようだ。黒ゴム接着剤でひび割れを修正しておく。 さて、ハンドルの左側にメッキされた金属ケースのウインカーとホーンのスイッチ、右側にはNorisタイプのヘッドライトのHi-Loスイッチが付いている。両方ともオタマジャクシ型のHellaタイプに換えて、右にウインカーとホーン、左にHi-Loとパッシングにしようと思って、スイッチの台座を左右取り寄せたら、うちのR27には装着できない。左右とも平面に取り付け可能な台座(多分32721230878)が取り付けられていた。この台座、Norisタイプが付いていたのだが、新しく入手したHella...

SR-α Pro Excellent (ジャンク)

 STAX SRM-1 MK2 P.P.のおまけのSR-α Pro Excellent (ジャンク)はとりあえず無音状態からは復活した。振動膜 Assyの両側に入っているはずのステンレスの輪っかはステンレス製のシム・リング(0.05 mm厚)を特注して装着。1点ものからセミ・オーダーに応じてくれる岩○製作所さん、有難う。価格もリーズナブル。シム・リングを入れても音に特に変化は感じないが、バイアス電源からの接触はちょっとは良くなったかな。  ネットで2 mm厚のウレタンスポンジ・シートを見つけたので鳥籠の裏蓋に合わせてカットして発音ユニット後部に装着。白いスポンジシートなのでオリジナルの暗灰色のに比べて目立つかなと思ったが、それ程でもなかった。結果としては出て来る音に大きな変化は感じないが、しばらく様子をみよう。  単に発音ユニットのダンパーというだけでなく裏側からの音が反対側のユニットを通して耳に届く、その届き方によって聞こえ方も変わるだろうし、定位にも影響があるのかも。左右のユニットの裏側同士をフレキ管で繋いだらどうなるのだろう?なるほど、フォンテック・リサーチの丹羽氏らが考えていたのはこういうことだったのかも知れない。  SR-Γキメラと比べるとまだ少し音圧が高い(能率が高い)が、大分揃ってきた。振動膜にLicron Crystalを薄めて塗布したときは程度の差こそあれこういう傾向がある。

STAX SRM-1 MK2 P.P.

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  STAX SRM-1 MK2 P.P.を手に入れた。発売が1989年であるから30年位前のものと推定される。MK2という呼称から想起されるようにSRM-1というのがあった。両者の筐体の見かけはそっくりであるが、中身(回路)は別物である。インターネット上にシミュレーション結果を発表されておられる方がおられるのでその回路を見ると;  1979年発売のSRM-1は、初段がN ch JFETの差動で高圧小電力Trの抵抗負荷に高電圧(650 V)を供給して増幅し、それより少し大きめのTrのエミッタフォロワで出力し、コンデンサで直流をカットしている。初段の電源は±24 Vで高性能の安定化電源らしい。つまり回路自身は差動2段+フォロワで、真空管回路をTrに置き換えたようなシンプルなACアンプ構成である。  一方、1981年発売のSRM-1 MK2はDCアンプ構成にして、半導体アンプとして性能を追求するために凝った回路となっている。+350 Vと-370 Vの電源を用い、初段はP ch JFET+PNP Trの2段重ねカスコードの差動で定電流負荷で直流電位をマイナス側に振り、終段はNPNのTrのカスコードの抵抗負荷で出力端子電圧をほぼ0 Vにして、完全なDCアンプになっている。出力段にはエミッタ―フォロワは使われていない。おそらく裸利得も大きく、NFBも特性に貢献しているのだろう。  どちらがいいかは好き好きだろうが、SRM-1の方はカットレスコア・トランスをおごり、初段の電源を低インピーダンス安定化電源とし、衒いもなくACアンプとしているあたり、音楽鑑賞用のアンプに必要にして十分なものを知悉して設計されているという印象を受ける。高い周波数になるほどインピーダンスが低下して出力電流を要求する容量性負荷に対してエミッタフォロワという選択も悪くない。  STAXのヘッドホン(イヤースピーカー)は、SRM-1の発売当時はまだノーマルバイアス(230 V)の時代だったため、6ピンの出力ソケットが2個設けられていた。  1981年発売のSRM-1 MK2も当初は6ピンの出力ソケットが2個設けられていたらしい。1982年には6ピンと5ピンの出力ソケットがそれぞれ1個ずつ備えたProfessionalというが発売されたらしい。これは1982年に発売(当初は限定発売)されたSR-Λ P...

STAX SRM-1 MK2 P.P. その2

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 SRM-1 MK2 P.P.に手を出した理由はヘッドホンがオマケでついていたからである。不鮮明な写真だが、イヤーパッドの形状からSR-α Pro Excellentに見えた。汚れていて写真ではロゴも読めなかったし、端子が金メッキかどうかも分からななかった。入手してみたら、本物のSR-α Pro Excellentのようだ。そのオマケのヘッドホンをSRM-1 MK2 P.P.に繋いでみたが、音が出ない。ボリュームを最大にすると右だけはかすかに蚊の羽音のように聴こえる。コードは断線していないことを確認したが、やっぱりオマケはオマケでしかなかった。  SRM-1 MK2 P.P.に他のヘッドホンを繋ぐとちゃんと鳴る。つまりこのアラサーのアンプはご存命である。自作の静電型(コンデンサ型)ヘッドホン専用アンプMK-18と同様にSTAXのヘッドホンをしっかり鳴らしてくれる。つまり、結論としてはオマケのSR-α Pro Excellentは修理すればいい。  そこで、まずSR-α Pro Excellentを分解してみる。これもSRM-1 MK2同様に納屋か何かに放置されていたのであろう。汚れている。とても汚れている。ケーブルのゴールドの線も消えかかっている。薄めた洗剤を含ませた布で拭いたが布が抹茶色になったので、おそらく以前は喫煙環境に置かれていたのだろう。発音ユニットの裏側に入っていた筈のウレタンスポンジは僅かな痕跡を残して砕け散り消えている。一度手が入っているのかも知れない。開けてはみたものの直せなかったのではないか?故障の原因は振動膜のコーティングの劣化かバイアス端子の接触不良ではないだろうか?  発音体を鳥かご構造(虫かご?ケージコンストラクション)から取り外すと発音ユニットを保護している薄い膜が破れてしまった。慌てない、慌てない、これもお約束のようなもの。保護膜の外側はざらざらするぐらい汚れていた。発音ユニットの周囲の4個のイモネジを緩めて発音ユニットを分解する。振動膜が固定電極に固着しているようなこともなく、振動膜Assyをあっけなく取り出すことができた。電極に繋がる端子の半田は酸化しかけている。電極への細い配線が切れてしまったので半田付けで補修する。  以前分解したSR-Γキメラでは振動膜Assyの両側に0.05 mm厚程度のドーナツ状のステンレスの薄板が入って...

STAX SR-Γ キメラ2

STAX SR-Γ キメラ2はSR-X MK3改に比べて音圧が高い。つまり能率が良い。これなら出力電圧は欲張らないでもいいかも知れない。 ヘッドホンの発音体の裏に小さなアンプを仕込んで、RCAプラグの付いたコードをプリアウトに繋ぎ、アンプの電源とバイアス電圧だけ別体の電源部から供給してもいけるんじゃないかなと妄想中?長いケーブルが無ければアンプの負荷容量も発音体本体の数十pFで済むので、設計がとても楽な筈。デプレッションタイプのMOSFET LND150とか使えないかな?許容損失が0.74 Wじゃあ無理かな?

STAX SR-Γ キメラ

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ちょっと変なものをポチってしまった。 STAX SR-Γというふれこみだが、写真を見るとプラグが金メッキの5ピンでSR-Γ Proかも知れないと思い、普段なら金額的にスルーなのだが無理をして入手した。お財布的にはピンチでしばらく無駄遣いが出来ない。 開けてみるとファストン端子を使わずに直にはんだ付けしてある。SR-X Mk3迄はあり得ない。これはケーブルだけ換装した可能性が高い?でも同時期の長円形発音ユニットのSR-Λ Nova Signatureははんだ付けなんだよなあ。 識者によるとSR-ΓもSR-α Pro Excellentもハンダ接続だそうだ。個人的にはファストンの方が整備性が良いと思うが。また、SR-α Pro Excellentはケーブル左右識別の印刷線が金色印字でPCOCCだそうだ。入手したもののケーブルがこれなのである。 背面のスポンジがボロボロで、取り敢えず適当なものを鋏で切って入れておいた。多分ウレタンスポンジで加水分解したのであろう。SR-X Mk3には10メッシュ位の糸の網に細かな棉状繊維が接着されたものが入っていた。バイアスは230 Vでも580 V(自己責任)でも普通に鳴る。ノーマルバイアス機に高圧掛けるとヒーター・カソード絶縁の劣化した真空管みたいにチュルチュル音が出たことがあるが、これは出ない。もっともこのチュルチュル音は能率が良くなってアンプの真空管雑音がよく聴こえるようになった所為かもしれないが。 素のΓにProのケーブルを付けた可能性も否定できないが印刷線が金色印字なのでSR-α Pro Excellentのケーブルの可能性が高い。発音ユニットに明確な区別点があればいいんだが。これは固定極間のギャップを測るしかない。外見や固定極間距離が同じで仮に振動膜の張力やコーティングが違っても区別できない。1.5 µと2 µは私には見分けられない。SR-ΓもSR-Γ Proは大体どっちも公表された能率が103 dB/100 Vっておかしくないか?昔のSTAXの公表された仕様って時々怪しい気がする。SR-ΓはSR-X Mk3(97 dB/100 V)とほぼ同等でおかしくない筈。 左のユニットが少し音圧が低いこともあり、バラすことに。振動膜へのバイアス回路の接触の問題だけならいいんだが。 バラして両側のリングを含む振動膜ユニットの厚みをノギス...

静電型(コンデンサ型)ヘッドホン専用アンプ 36

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 現在、すべてジャンクと言っていいのだが、SR-5、SR-X MK3、SR-Lambda Nova Signature が手元にある。SR-5とSR-X MK3は発音ユニットのバイアス回路に直列に100 MΩを入れたり、繊維質のダンパー?を取り除いてスポンジを入れたり、イヤーパッドを社外品に換えたりしているので、魔改造品とも言えるが、本人はそれぞれに個性があり、気に入っている。もちろん、初期の性能が保たれているなどとは思っていない。  ときどき取り換えて比較しながら聞いているのだが、並列につなぐと静電容量が倍ほどになり、超高音域でアンプの負担が倍になる。かといってプラグを抜いたり刺したりしていると高抵抗経由のバイアス電源で振動膜に電荷をあたえているため寝起きの悪いこれらのヘッドホンの比較はし難い。そこで、バイアス回路は常に接続しておいて、音声信号だけスイッチで切り替えるスイッチボックスを考えた。  スイッチはこれまた軸を誰かが短くカットした東京光音電波の4回路5接点のロータリースイッチ(回転切替器と書いてある)。R4-5(昭和35年製造)とある。オークションで見かけるRR44型と同様に約45 mm角のごついスイッチで接点は端子間抵抗5 mΩ以下と誇らしげに書いてある。生産終了品も含めて生産状況を公表している東京光音電波のWebサイトにも無い骨董品。NHKででも使われていたのであろうか?見た目の信頼性は十分だが、結構切り替えに指の力が要る。大きめのつまみ(サトウパーツ K-2901-S)を付けたのだが、すぐ横にヘッドホン用のソケットがあり、操作性はイマイチ。矢じり型のK-66やK-5010あたりの方が良かったかも。  この無骨なロータリースイッチは取り付け用の3本の皿ビスがなんと旧JIS螺子のプラス。外したビスを作業台の上に置いておいたはずが、いっとき行方不明になって探すのが大変だった。同じ昭和35年製造でもRR44型はマイナスのISOだったと思うんだが、違ったかな。ひょっとしたらマイナスの旧JIS螺子だったか?そもそも旧JIS螺子からISO螺子への変更っていつごろだったかな?私が小学生?昭和40年頃?小学生のころプラスのISOねじの頭にあるくぼみについて工大に行ってた叔父に聞いた記憶がある。  アンプ部とスイッチボックスの接続にはMT9のソケットとプラグ(これも古い...

STAX SR-5 ケーブル

 最近は主にSR-X Mk3(ジャンク)改を使っている。透明度が高く細かいところまでよく聞き取れる。いわゆる解像度高い系だ。歪み感は少ないが低音はやや軽い。イヤーパッドを少し厚いものに換装しているがそれでも耳介への圧迫感は多少ある。一方、SR-Λ Nova Signatureはあまり使っていない。バランスはいいし耳介への圧迫感もないのだが、振動膜が大きいせいだろうか?何となく遠くで鳴ってる感がある。イージーリスニング向きかも知れない。目的に応じて使い分けるのが良さそうだ。  SR-5(ジャンク)改を久し振りに聴いた。少し雑味?があるような、でも室内楽やオーケストラのホールの響きが良い。その雑味は僅かな歪み感というか濁りなのかも知れない。SR-X Mk3の発音体をSR-5の筐体に入れると面白いかも知れない。  しかし、SR-5の静電容量(ケーブル込み)を簡易型Cメーターで測ると400 pF以上ある。これはおかしい。120 pF前後の筈だ。使用したCメーターの仕組みから推測するに、静電容量そのものが増大したのではなく、おそらくケーブルの被覆の絶縁が劣化してリークしているものと想像。ケーブルの両端(プラグ側と発音体側)を残して切り落とし、手元にあったシリコン被覆線2本とビニル被覆線1本を三つ編みにしたものを挿入した。シリコン被覆線が音声信号用、ビニル被覆線はバイアス用である。ついでにSR-Λを真似て発音体側バイアス回路に100 MΩを入れた。  三つ編みの線間容量は80 pF前後で、発音体とケーブル込みのトータルの静電容量は110 pF程度とオリジナルの仕様とほぼ同等。  アンプ側の設計で、高域でインピーダンスが下がりしっかり電流が流せないといけないというのは殆どワイヤーの静電容量のせいだ。ケーブルを排し高電圧少電流出力のデジタルアンプをヘッドホン本体に組み込めば良いのではと思う。ただし、高電圧の電源部を別に作り、そこからアンプ部に給電する必要がある。  STAXのケーブルは昔は布巻きの6芯だったが、プロバイアス化と前後して6芯の平行コードに変わった。いずれも途中まで6芯で、発音体の近くで左右3本ずつに分かれる。構造上平行コードの方が線間の静電容量は低そうだ。  何故かなりの部分が6芯で左右分かれていない...