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静電型(コンデンサ型)ヘッドホン専用アンプ 34

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 定電圧電源のおかげで電源のインピーダンスは非常に低い。それなら初段への電源にわざわざデカップリングのCRを入れる必要は無いんじゃないか、ということで取っ払った。  電解キャパシタがなくなって回路的にはスッキリ。ブロックタイプの電解キャパシタは取っ払ってしまうと穴を防がないといけないので、配線だけ外してそのままにしてある。定電圧回路でも10 kHz位から上はインピーダンスが上昇するはずだし、電源部からコードでプラスマイナスの電源を引っ張っておりそのインダクタンスもあるだろうから、増幅部の要所に数μFのフィルムキャパシタは入れておく。  回路がシンプルになって音まですっきりした感じ。まあ、プラシーボ効果かも知れないが、高音域がスムーズになって今までちょっと引っかかっていた弦楽器が艶やかになったように感じる。  マイナス側電源のフィルムキャパシタの耐圧が電源電圧ギリギリなので早めに何とかしないといけないな。  10 kHzの矩形波を見ると特に大きな問題はなさそうだ。