BMW R27 (1)


学生時代、アールズフォークのBMWの形が好きだった。それまでモーターサイクル(オートバイ)などに興味が無かったのだが、たまたま手にした雑誌にR69S IIとR50Sが載っていて、そのちょっと無骨な姿が好きだった。日本のモータ―サイクルの絶頂期のちょっと手前で、ホンダCB750などが注目されていた。

ちょっとのんびりしていたら免許制度が変わって400 cc未満しか乗れない免許になった。最初に受けたときに取っていたら制限がなかったはずなのだが、他にもやりたいことがあって、優先順位や時間配分を間違ったせいである。

限定解除など面倒くさく、スズキのGSX400E(二気筒、初期型)を買って乗り回していたが、乗り方が悪かったのかクラッチを傷めて廃車した、そのあとは友人のカワサキKL250やヤマハXT250Tなどを経て、小さなカウルの付いたGSX400E(後期型)にまた乗り、ホンダのフュージョン250を最後に卒業した。

70を過ぎて最後にモーターサイクルに乗りたいなあと思ってヤフオク!を見たら古いBMWの高価なこと!250はどうかなと探したが、高いなあ…

そんな中、明らかにジャンクっぽいR27が相場の半分くらいの値段で出てたので、清水の舞台5つ分くらいのバンジージャンプでポチってしまった。

書類はちゃんとしているし、エンジンはかかるが、クラシックBMWの目印ともいえる子持ちのラインがない。キャブレターはBingではなくミクニに換えられているが、これはBMWの修理やレストアで有名なクリメカのキットらしくむしろ有難い。

ひび割れが入った鞍型サドルは、デンフェルト製とかパグサ製とか複数タイプある筈だが、擦り切れていてマークがよく読めないがおそらくデンフェルト製のようだ。黒ゴム接着剤でひび割れを修正しておく。

さて、ハンドルの左側にメッキされた金属ケースのウインカーとホーンのスイッチ、右側にはNorisタイプのヘッドライトのHi-Loスイッチが付いている。両方ともオタマジャクシ型のHellaタイプに換えて、右にウインカーとホーン、左にHi-Loとパッシングにしようと思って、スイッチの台座を左右取り寄せたら、うちのR27には装着できない。左右とも平面に取り付け可能な台座(多分32721230878)が取り付けられていた。この台座、Norisタイプが付いていたのだが、新しく入手したHellaタイプのオタマジャクシが嵌らない。直径で0.1 mm位小さいみたいだ。

新たに台座(32721230878)を入手してとりあえずHellaタイプのオタマジャクシに換えることができた。その過程で分かったのだが、右のスロットルケースのスイッチ台座が取り付けられる部分が平らに削られていて、平らな台座が取り付けられるように素人細工で改造されていた。場合によってはスロットルケースごと取り換える必要があるかも知れない。スロットルケースはオリジナルが入手できるだろうか?それとも/5タイプ(R50/5、R60/5、R75/5)の転用か?

よく見ると、スロットルケーブルの出口に変な鉄の板が加工されて付いている。先端が輪っかに加工されていてそこをケーブルがとおっている。さらに目を凝らすと、アルミのスロットルハウジングが割れていて、それを鉄板で補強してあった。これではスロットがスムーズに動かないよね。R26/R27の純正のスロットルハウジングはレプロを含めて入手不可。/5タイプのが転用できるらしい。とりあえず、/5タイプのMAGURAのスロットルユニットを注文。美味く装着できると良いが…







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