BMW R27 (2)

新規購入した/5タイプのMAGURAのスロットルユニット(32 72 1232981)のベースだけ使って、スロットルケーブルの蓋はR27のを使おうと思ったら、長さが違った。新しいユニットはケーブルの取出し口ふたつでそのひとつだけしか使わないので、ちょっと間が抜けている。スロットルカムギア+チェーンは新しいものしか装着できない。当初、新しいスロットルユニットにとりあえず古いスロットルツィストチューブギアをつけてみた。

このスロットルユニットの場合、フロントブレーキケーブルのアジャスター(別売)を付ける必要がある。ところがこれを付けると既存のケーブルがそのままでは通らないので、ちょっと工夫が必要だった。アジャスターセットの割りの入った円筒形のフェルトは何処に使うものだろう?

このスロットルユニットならHELLAタイプのオタマジャクシ型スイッチが安価なアタッチメント(裏が平板の32 72 1230878)で取り付け可能。

バーエンドウインカーは古いHELLA製純正らしく、19 mmのハンドルバーに押し込むタイプだ。ハンドルの内側に入る筒に4本の割りが入れてあり、ネジを締めるとテーパーの付いた臼状の金属が筒の4分割された裾を押し広げることで固定される。ちょっと前まで一般的だった自転車のスレッドステムの固定方法と似ている。ところが、この筒の4分割された裾のうち2個が割れて無くなっており、しっかり固定できない。金属疲労に弱いアルミでこの構造はちょっと辛い気がする。

ああでもない、こうでもないと考えたが、結局新品のバーエンドウインカーを1個入手することになった。1個で諭吉(これからは栄一)1枚程する。中〇モータースさんに在庫があり、2日で届いた。リプロかと思いきやHELLA製のオリジナルが届いた。ケチケチレストア屋としてはネットオークションで見かけるリプロ品(半額程度)を買って金属の筐体だけ使っても良かったかも知れない。

バーエンドウインカーの固定で試行錯誤しているうちに中の電球(マクラ型6 V 18 W)を割ってしまった(😢)。この辺りを電球のままにしておくか、LEDに換えるか悩む。6 V用のLEDを買った後で12 V化したら無駄になるし、ウジウジ考えてとりあえず白熱電球を購入。12 V化の可否は6 Vでの走行を確認してからにする。高いし。リレーは新しいものに換装されているようだ。

R27の12 V化に関してはあまり情報が無い。国内では輸〇屋ビーマーさんのR60/6-100RS用ジェネレータ(オルタネータ)を流用する12 V 240 Wのキット(ALT-R27)がある。海外ではPowerdynamo社の73 89 999 00というのがあり、発電は12 V 180 Wだが、バッテリー点火からマグネトー点火に替わる。元々はドイツだが現在はVapeという東欧(チェコ?)の会社から販売されている筈。どちらも10万円位する。円安で海外からの購入は割高だ。

R27のオリジナルの発電能力は6 V 60 W程度。

発電量の大きなジェネレータに換装するとその分エンジンパワーを喰うような気がするが、誤差程度なのだろうか?

バーエンドウインカーを固定していたら気が付いたのだが、スロットルツィストチューブがきっちり挿入されていなかった。ツイストチューブの内側のハンドル右端側の内側に金属(鋼?)の薄いベルトが付いていて、それがわずかに変形していて、バーエンドウインカー固定のためにスロットルユニットを所定の位置まで押し込むとベルトがツイストの動きを邪魔して抵抗となってしまい、グリップを離してもスロットルが自力では戻らず常にクルーズコントロール状態になってしまう。鋼板ベルトを押し込まない位置にスロットルユニットを固定するとスロットルは自力で戻るがウインカーが固定できない。この状態はまずいので、新しいツイストに換装。新しいツイストの内側にはこのような金属ベルトは付いていない。

➡このベルトはスロットルキーパーといって、有意義な蘊蓄に満ちているクリメカさんのネタ帳によれば米国仕様らしいとのこと。ただ、うちのベルトは変形してしまっているようだ。

右のウインカーステーの取り付け部分が破損していたこと、スロットルユニットのスロット部分のアルミが割れていたこと、ヘッドライトグリルの右側に小さな傷があること、右後ろのショックの調整用のレバーが曲がっている、等々から推測すると、右側にこけたか右から何かが当たったような経験をしているのかも知れない。フレームやフロントフォークまで変形していないと良いんだが…





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