BMW R27 (4)
ハーネス、オルタネータ、イグニッションコイルの配線は正しかったのかどうか今一自信がなかったが、後は試してみるしか無い。おっとスピードメーターを外したままだった。スピードメーターをヘッドライトナセル内部の配線をかき分けるようにして装着。ホムセンで入手した農業機械用のパッキンはちょっとごつい。
エアクリーナは前期型でR26と同じ金網にオイルを塗布するウェットタイプ。パーツクリーナーで洗浄するが殆んど汚れてない。前オーナーがこまめにメンテしてたのか、いや、オイルも付いてないことから見てほとんど乗ってなかったのか。後期型は紙製のエアフィルタに改良されたようだが、それだとフィルタを納める別体のハウジングも必要となる。
数回空キックしてからキャブレターの燃料パイプにスポイトでガソリンを入れ、バッテリーをつないでキーを挿し込むと赤と緑のインディケータランプが点灯する。スイッチの配線は間違ってなかったみたいだ。ちょっと光が弱々しい。キックを繰り返す。しっかり圧縮はある。が、かからない。う〜〜む。古いプラグは火花は飛んでたが黒褐色に汚れてた。少なくとも半世紀以上前に中学の技術・家庭で習ったようなキツネ色ではない。
そこでバッテリーを外して星野の充電器(6 V/12 V切換式)に繋いで短時間充電する。ついでに点火プラグも新品(NGK B8HS)に変えた。
キーを挿すと今度はインディケータランプの点灯が力強い。キックを繰り返すと、エンジンが元気にかかった。ちょっとメカノイズが大きい気がするが、力強い。少なくともエンジンは生きてる。イグニッションコイルの配線もOKということだ。
スロットルをひねると回転が上がり、赤のインディケータランプが消える。つまりちょっと回転を上げればバッテリーを充電しており、これならオルタネータやレギュレータも正常に機能していると言える。
バッテリーはオリジナルの6 V 9 Ahに同等のものに変えよう。秋葉原の秋月電子に完全密閉型(Kung Long Battery製)が安価で出てたので注文。この会社、本社は1990年設立で台湾にあるがベトナムにも2か所に工場を持つ。有難いことに安い。Web上で探すとこれをR26に使っている先達がいるので多分無問題。届いたのはベトナム製。
スピードメーターケーブルは数か所曲がり癖がついて被覆も剥がれているので要交換。また、安全への配慮も重要なのでバックミラーも左右両側に付けないと… エンジンオイルも割ときれいだが念のため換えたが良いだろう。あと忘れていけない任意保険。これはインターネットで数社比較して契約できるので便利。
古い機種だから電装は6 Vだし、オルタネータの発電能力も60 Wと小さいのにヘッドランプは35 W/35 W、テール・ストップランプは5 W/18 Wでハンドル端のウインカーランプは18 Wだ。ブレーキ踏んでウインカーを点けたらヘッドライトが暗くなりそうだ。ハロゲンのヘッドランプ以外はLEDに換装するのが無難だろう。電力消費の多いヘッドライトもLEDに換えている方も居るようだが、6 VのBA20DのLEDランプは選択肢が少ない。ウインカーは連続点灯でないから発熱も限られるので自作しても良いのかも知れない。定電流ダイオード入りのを数個並列にすればそこそこ明るい筈だ。
コメント
コメントを投稿