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STAX SR-Γ キメラ2

STAX SR-Γ キメラ2はSR-X MK3改に比べて音圧が高い。つまり能率が良い。これなら出力電圧は欲張らないでもいいかも知れない。 ヘッドホンの発音体の裏に小さなアンプを仕込んで、RCAプラグの付いたコードをプリアウトに繋ぎ、アンプの電源とバイアス電圧だけ別体の電源部から供給してもいけるんじゃないかなと妄想中?長いケーブルが無ければアンプの負荷容量も発音体本体の数十pFで済むので、設計がとても楽な筈。デプレッションタイプのMOSFET LND150とか使えないかな?許容損失が0.74 Wじゃあ無理かな?

STAX SR-Γ キメラ

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ちょっと変なものをポチってしまった。 STAX SR-Γというふれこみだが、写真を見るとプラグが金メッキの5ピンでSR-Γ Proかも知れないと思い、普段なら金額的にスルーなのだが無理をして入手した。お財布的にはピンチでしばらく無駄遣いが出来ない。 開けてみるとファストン端子を使わずに直にはんだ付けしてある。SR-X Mk3迄はあり得ない。これはケーブルだけ換装した可能性が高い?でも同時期の長円形発音ユニットのSR-Λ Nova Signatureははんだ付けなんだよなあ。 識者によるとSR-ΓもSR-α Pro Excellentもハンダ接続だそうだ。個人的にはファストンの方が整備性が良いと思うが。また、SR-α Pro Excellentはケーブル左右識別の印刷線が金色印字でPCOCCだそうだ。入手したもののケーブルがこれなのである。 背面のスポンジがボロボロで、取り敢えず適当なものを鋏で切って入れておいた。多分ウレタンスポンジで加水分解したのであろう。SR-X Mk3には10メッシュ位の糸の網に細かな棉状繊維が接着されたものが入っていた。バイアスは230 Vでも580 V(自己責任)でも普通に鳴る。ノーマルバイアス機に高圧掛けるとヒーター・カソード絶縁の劣化した真空管みたいにチュルチュル音が出たことがあるが、これは出ない。もっともこのチュルチュル音は能率が良くなってアンプの真空管雑音がよく聴こえるようになった所為かもしれないが。 素のΓにProのケーブルを付けた可能性も否定できないが印刷線が金色印字なのでSR-α Pro Excellentのケーブルの可能性が高い。発音ユニットに明確な区別点があればいいんだが。これは固定極間のギャップを測るしかない。外見や固定極間距離が同じで仮に振動膜の張力やコーティングが違っても区別できない。1.5 µと2 µは私には見分けられない。SR-ΓもSR-Γ Proは大体どっちも公表された能率が103 dB/100 Vっておかしくないか?昔のSTAXの公表された仕様って時々怪しい気がする。SR-ΓはSR-X Mk3(97 dB/100 V)とほぼ同等でおかしくない筈。 左のユニットが少し音圧が低いこともあり、バラすことに。振動膜へのバイアス回路の接触の問題だけならいいんだが。 バラして両側のリングを含む振動膜ユニットの厚みをノギス