静電型(コンデンサ型)ヘッドホン専用アンプ 6
+320 V、0 V、-384 Vの電源を+704 V、384 V、0 Vの電源に直した。途中で洗濯機の排水パイプの繋ぎ目を弄っていたら外れてしまって、重い洗濯機はちょっとやそっとでは持ち上がらず、横に傾けて何とかパイプを元に戻した。と思ったら、洗面台のシンクがおかしく、これも下のU字パイプを分解・清掃にする羽目に。。。。その後は洗濯物を乾燥し、パンを買いに行って、集中した半田鏝を握れなかったが、何とか少しずつ弄った。古い古い電解キャパシタの採用はやめて、どうせ電源部に入っているので、アンプ部にはフィルム・キャパシタを入れておけば良いだろうと考えた。704 Vを適当に分圧して580 Vと230 Vのバイアス電圧を作る。
ヒーター電源は12 Vの三端子にダイオードの順方向電圧降下を利用して0.6 V程嵩上げして12.6 Vを作っていたが、ダイオードをパスして12 Vにした。用いたブリッジ・ダイオードの順方向電圧降下が大きく、三端子に十分な電圧がかからないことがあるようなので。ブリッジ・ダイオードをショットキータイプにすればいいのだが、基本ジャンク部品で作っているので仕方あるまい。
ハムは出なくなった。アンプの所為かSR-5改の所為かは不明だが、時折歪っぽいがそんなには気にならない。
静かな夜半には、片側から微少なキュルキュル音が聞こえるし、反対側は微少ながら断続的にカサコソ・ノイズが出たり消えたりする。ヒーター・カソードの絶縁不良なのか、ソケットの接触不良なのか判断が付かない。6463のヒーターはフローティングにしていたが実は気になっている。直流バイアス(380 V位)を加えることにした。
しかし、カソードの定電流回路(TL431)の上にrp 1.5 MΩ位(定電流性)の五極管(12AU6)が乗って、さらにその上にやや定電流的なSRPPの上側(直流域で数10 kΩ、交流的には数百kΩ)が乗ってるので、商用電源電圧がちょっと揺れると回路の電圧バランス全体が大きく狂う。定電流ダイオードの直列は駄目だよね。B電源を安定化するべきかな!
どうしようもなくなったらLM317でMaidaレギュレータという手もあるが、手元に900 V級のMOSFETが無い。もっと簡単に手当てをしたい。そこで12AU6のスクリーン・グリッドに出力側(プレートに繋ぐと折角の高負荷抵抗がちっちゃくなる)、つまり上の6463のカソードから抵抗を介して繋いでキャパシタで接地し、直流的には三結、交流的には五結になるようにした。ただ、上側が下側のスクリーン・グリッド電流まで負担するようになったため6463のバイアス抵抗値を下げる(もとの2.2 kΩにパラに10 kΩを入れた)ことになった。これで直流的には随分安定に。副次的にスクリーン・グリッドに電流を供給していた384 Vの電源の必要がなくなった。
コメント
コメントを投稿