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BMW R27 (7)

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  オイルが漏れるフロントのショッアブソーバーを分解し,ダンパーの交換を試みる.まずはおニューのダンパーを入手.  ショックのスプリングを縮める治具を作成する.上の穴は直径57 mm.下は現物合わせで長方形の穴を開けた.板はホムセンで売っている端切れ,ボルトはM8で1 mの寸切ボルトを半分に切った.写真にはないがボルトは下部で供回りするので板をナットで挟むように固定した。  9 mmのレンチでダンパーの軸を固定して上部の固定部(テレスコアイ)を捩じって外す.アッパーカバーを除くとスプリングが取り外せる.ロアーカバーは木のハンマーで叩いて外す.下部の固定部(テレスコアイ)は一本は手で捩じって簡単に外せたが,もう一本は固着していたのでパイプレンチを使って二人掛かりでやっと回すことができた.軽く清掃して新しいダンパーを使って組みなおした.  新しいダンパーのショックユニットを装着してこわごわ乗ってみたが,問題は無い.古いダンパーはスカスカだったのでで替えて正解だった.ただ,フレームにはちょっと違和感がある.たぶんこけてフレームにひずみが出ているのではないかな?  それから,エンジンのかかりは以前より良くなった.が,問題はエンジンが回ると一旦消えるチャージランプが,回転を上げるとちらちら点く.ランプナセル内のメインスイッチの接触不良か,レギュレータ部の接触不良か,あるいはジェネレータのトラブルか?  また,ホーン(ブザー)がちゃんと鳴らない。バッテリーの放電を疑ったが問題なかった.  しばらく二輪に乗っていなかったので,ついウィンカーを戻し忘れてしまう.どっかにインディケータを設置するかな?

STAX SRM-1 (3)

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 SRM-1の初段増幅部には立派な定電圧回路が入っているが,次段増幅部と最終出力段のエミッタフォロワの電源は整流したままである.事実上問題が無いのであろうが気になるのでMOSFETのリプルフィルタを挿入した.  ぺるけさん以来多くの人が使っているような回路である.2SK3566はおんにょさんのBLOGで「VDSSは900Vもあり...リプルフィルタ用途として2SK3067の代替になりそう」と紹介されていたので使ってみた.  この回路だと10 V程電圧が下がるので最大出力はその分減じるが大きな問題ではない.定電圧回路にしなかったのは商用電源の電圧変動に応じて電圧の変化が大きく,それを考えると出力電圧を低く設定せねばならず,そうするとMOSFETで消費される電力が大きくなるので現実的でない.リプルフィルタなら常に10 V程度の損失で済み,MOSFETの消費する電力も小さく,ヒートシンクも不要だ.通常の真空管アンプより電圧が高いので,電解キャパシタを二段重ねにせねばならず,並列に抵抗を入れて,掛かる電圧を揃えた.フィルム・キャパシタの方は1個でも630 V耐圧のものをシリーズに繋いだので特に抵抗は入れていない.FETのドレインに入れたキャパシタは2 kV耐圧のセラミックである.  リプルフィルタがあろうがなかろうが音は特に変わらないようだ.ということは元の設計が必要にして十分だったということでしょうね.今回の変更は私の自己満足ということで.  出力端に入れている2 Ωと0.4 µFはゲートに入れた発信予防の2.2 kΩの所為で20 kHz以上でインピーダンスが上昇するのを防ぐためのもので,抵抗は高い周波数で下がり過ぎないようにと入れたが,キャパシタは多分2 µF程度が望ましいだろう.手持ちの関係で0,4 µFとなっている.   スイッチオフ時にドレインとゲートの電圧が逆転しないようにドレイン側にダイオードを入れている.22 kΩにパラに入れてもいいだろうが,ゲート側のキャパシタの容量を大きくする場合は今の位置の方が良いだろう.要はドレインとゲートの電圧が逆転しなければいい.